Mental Health &
Human Resource
メンタルヘルス・人材開発
メンタルヘルス対策への支援
近年、企業が行なう人事労務政策には、リストラによる雇用の不安定化、成果主義の導入など、労働者にストレスを与える、厳しいものがあります。 これを放置しておけば、心身の変調が生産性の低下へとつながり、些細なミスが大事故を発生させる危険も予想されます。 そこで、職場のストレス対策と個人のストレスコントロールへの援助が必要になります。産業カウンセラーは労働者のメンタルヘルスの維持・改善に活躍しています。
キャリア形成への支援
産業構造の変化、技術革新の進展、労働者の就業意識・就業形態の多様化のなかで、労働移動が激しくなっています。そのため、企業内だけでなく企業外でも通用する職業能力が労働者に求めらています。 労働者の上質な職業生活(Quality of Working Life)を実現する視点から、キャリア・カウンセリングに取り組んでいます。
職場における人間関係開発・職場環境改善への支援
職場で発生する問題の一つひとつを後追いしていくような、いわゆる「モグラ叩き」では、真の解決にはなりません。予防開発的対策が必要です。産業カウンセラーは、総合的なメンタルヘルス対策とキャリア開発とともに、個々人の成長を促す人間関係育成の援助をします。 男女共同参画社会基本法に基づいて性差別のない職場を実現することや、より快適な職場環境をつくることにも、積極的に取り組んでいます。
産業カウンセリングとキャリアコンサルティング
産業カウンセラーとは
産業カウンセリングは、仕事や職場の人間関係などから生じるストレスや心の問題に対するカウンセリング(メンタルヘルスカウンセリング)のみならず、産業社会における生き方の設計や近年の人事制度や組織の変更に伴う職業生涯における生き方の再設計とそれに対応する能力開発を支援するためのカウンセリング(キャリアカウンセリング)、また産業場面におけるカウンセリング・マインドの普及・啓蒙な ど、大きく3つの領域・機能に分けられます。
産業カウンセラーはこれらの場面で、「人は誰でも自らを維持し、強化する方向に自分自身を発展させようとする自己成長力が備わっていて、自己を実現しようとする力を持っている」という人間観に立ち、働く人々が自らの力で問題を解決できるように援助する役割を担っています。
キャリアコンサルタントとは
キャリア形成や職業能力開発などに関する相談・助言(キャリアコンサルティング)を行う専門家として、平成28年4月より、職業能力開発促進法に規定された国家資格です。企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。
キャリアコンサルティングの導入効果には以下のようなものがあげられます。
・上司、部下のコミュニケーションの促進
・社員の意識や職場の課題把握
・社員の定着促進
・社員の職業能力の向上
・業績の向上
・生産性の向上